【5分で読める】「これだけ差がつく!老後のお金」レビュー|”老後資金が足りるか不安・年金だけで暮らせる?”を卒業する、ちょい働き・年金繰下げ・ほったらかし投資の三位一体

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【5分で読める】
「これだけ差がつく!老後のお金」レビュー

”老後資金が足りるか不安・年金だけで暮らせる?”を卒業する、ちょい働き・年金繰下げ・ほったらかし投資の三位一体

著者:首藤由之 / 聴いた媒体:Audible / 読了目安:約5分

子どもの学費の引き落とし額を通帳で確かめていたとき、ふと「この先、自分たちの老後のお金はどうなるんだろう」と考えました。教育費を払い終えるころには、定年はもう目の前です。

「老後資金、本当に足りるの?」「年金だけで暮らしていけるか不安」「50代から資産形成なんて、もう遅いのでは」。そう感じていませんか。

本書が教えてくれたのは、老後のお金は貯金だけでなく、「働く・年金・投資」の3つを三位一体で考えれば、50代からでも十分に増やせるということです。ファイナンシャル・プランナーで社会保険労務士、自身も65歳をすぎて働き続けている首藤由之さんの一冊を、Audibleで聴いて学んだこと、そして20年続けた積立預金から積立投資へ一歩踏み出した記録を、5分でまとめます。

診断今のあなたはどのタイプ?

図解老後のお金を増やす「3つのお金」

『これだけ差がつく!老後のお金』の全体像

貯金だけに頼らず、3つのお金でトータルに備える

第1のお金

ちょい働き

65歳以降も、ゆるく長く

第2のお金

年金繰下げ

70歳で1.42倍・75歳で1.84倍

第3のお金

ほったらかし投資

長期・分散・積立で複利を味方に

▼ 夫婦の家計を合算して、3つを組み合わせる

インフレにも長生きにも強い老後へ

ここからは、なみゆめが実践とつなげたところを中心に紹介します。

基礎知識老後資金は足りる?定年後も「ゆるく長く働く」時代の基礎知識

1章・2章|老後を”リタイア前後”で二分しない

  • 働き方は3段階。フルタイム、ちょい働き、アルバイト感覚。短時間でも、収入と健康の両方に効く
  • まず将来の年金額を知る。ねんきん定期便やねんきんネットで見込額を把握する

ねんきん定期便の見方は「お金の基本」でも書いています。

年金年金だけで暮らせる?年金を増やす「夫婦戦略」と繰下げ受給

3章・4章|老後の家計は「夫婦合算」で考える

  • リタイア後の家計は夫婦で合算する。夫が週に2〜3日働くだけでも、効果は大きい
  • 落とし穴は、夫婦がお互いの年金に無関心なこと。共働きでも意外と把握していない

5章|繰下げ受給は、三位一体の”主人公”

  • 1か月遅らせるごとに0.7%ずつ増え、70歳で1.42倍、75歳で1.84倍。しかも増えた額が一生続く
  • 「働く+年金繰下げ」が最もパワーの大きい組み合わせ。ただし、健康で働けることが前提
  • 平均寿命を考えると、70歳までの繰下げが現実的(著者の私見)

投資50代からの資産形成は遅くない。iDeCo・NISAで「ほったらかし投資」

6章|いちばん大事なのは、市場に居続けること

  • 世界の成長に合わせて、毎月一定額をドルコスト平均法で。副題のとおり、55歳からでも遅くない
  • 勤務先に企業型DC(企業型確定拠出年金)があれば、あわせて活用する

ほったらかし投資の具体的な始め方は、「お金は寝かせて増やしなさい」のレビューで詳しく書いています。

本音なみゆめの本音

聴き終えて、結局はこれに尽きるのかなと思いました。ゆるく長く働き、年金の受け取りを繰り下げ、働いている間にほったらかし投資で増やしておく。そしてそれを夫婦二人で実行すれば、効果はさらに大きくなります。

「アラフィフ」と聞くと、人生の終盤が近いイメージがあります。でも著者は、ここからでも資産形成はスタートできると言います。副題の「55歳から15年で」のとおり、むしろ私たちの世代のための本だと感じました。

とはいえ現実には、教育費という大きな出費の真っ只中です。本書の投資を結婚後の30代あたりから始めていれば、50代からはもっとラクに資産を積み上げられたはず。それが正直な気持ちです。だからこそ、教育費を払い終えた”その先”をどう暮らすかを、今の段階で計画しておく大切さを実感しました。

個人的にいちばん響いたのは、元気に、ゆるく長く働くこと。収入が続くだけでなく、体を動かし続けることで医療費も抑えられる。老後のお金と健康は、別々の話ではないのだと思います。

実践なみゆめの実践

なみゆめ🟡 なみゆめの実践(アラフィフ・3児の親)

実践1|積立預金の”行き先”を変えて、ほったらかし投資(6章)

やったこと結婚して1ヶ月後に始めた積立預金は、20年以上続けてきました。投資を知ったのは、コロナ禍になってからです。そこから、自動で積み立てる仕組みはそのままに、行き先の一部を、少額からネット証券での積立投資に変えました。始めてまだ数年ですが、評価額はほとんど見ずに、ほったらかしにしています。

良かったこと新しく頑張ることがないので、続けるのがラクです。本書の6章「市場に居続けることがいちばん大事」を聴いて、見ないで放っておく今のやり方で合っていたと確認できたのも安心材料になりました。積立預金で身についた”手をつけない習慣”が、そのまま投資にも活きています。

正直なところ本書で複利の話を聴くほど、悔しさもこみ上げてきました。20年以上の積立預金を、もし始めた時期から積立投資にしていたら、預金金利よりも増え方は大きかったのではないか。もっと早く知りたかった、というのが本音です。

もうひとつの迷いは、教育費です。これまでの学費は積立預金である程度まかなえましたが、3人分の教育費はまだ続いています。その真っ只中にいる今、投資に回す額をすぐに大きく増やすのは、正直むずかしい。本書の「55歳から」は心強い一方で、今は”増やす額”より”やめずに続ける”ことを優先するしかない、とも感じています。

おすすめの始め方すでに自動の積立預金があるなら、新しい仕組みは作らず、その”行き先”の一部をNISAなどの積立投資に変えるだけで十分です。金額は、教育費など近いうちに使うお金を除いて、値下がりしても慌てずに続けられる額から。55歳からの15年でも、複利は働いてくれます。アラフィフの私も、ここからの十数年を”市場に居続ける”時間にするつもりです。

実践2|これから取り入れたいこと:老後に入るお金を把握する(2章・4章)

  • ねんきんネットで、自分の年金を数字で把握する:ねんきん定期便は見ていましたが、見込額を見て不安になるところで止まっていました。これからは日本年金機構のねんきんネットで、繰り下げた場合の額も試算し、勤務先の企業型DCの残高とあわせて、老後に入ってくるお金を一覧にしてみます
  • 妻とねんきん定期便を見せ合う:老後の家計は夫婦合算。お互いの年金を知らないままでは、三位一体の作戦は立てられません

実践3|これから取り入れたいこと:働き続けられる体をつくる(3章・5章)

  • ”ちょい働き”を支える体づくり:「働く+繰下げ」は健康が前提。今続けている早寝早起きを土台に、高齢期になっても働ける体づくりを習慣にしたいと考えています。眠りの整え方は「超熟睡トレーニング」のレビューにも書いています

感想Audibleで聴いた感想

本書は、定年後のちょい働きや年金繰下げなど、アラフィフの私にとってはこれから実践していくことが中心でした。ただ、ほったらかし投資だけは別です。複利は時間をかけるほど効いてくるので、何歳であっても、気づいたその日に始めるのがいちばんだと感じました。

そしてもうひとつ大事なのが、ねんきん定期便やねんきんネットで、将来入ってくるお金を確かめておくこと。わからないものは不安ですが、数字が見えるだけで安心感が生まれます。

とはいえ、将来どんなふうに暮らしたいかというライフプランがなければ、どれくらい資産をつくればいいのかもわかりません。まずは老後のライフプランを描くところから、始めてみませんか。

向き・不向き個人的に向いている人・向いていない人

向いている人 将来の資産形成に不安を感じている人
向いていない人 夫婦がそれぞれ、お互いの資産に干渉しない人(ただ、実はこういうご夫婦にこそ必要な一冊かもしれません)

持ち帰り読まなくても、今日からできること

今日、ねんきん定期便(またはねんきんネット)を開いて、65歳からの年金見込額を確かめてみてください。その金額に1.42をかけたものが、70歳まで繰り下げたときのおおよその額です(50歳以上の方の見込額は、今の条件で60歳まで加入した場合の目安です)。「5年待つと、これだけ増える」と知るだけで、老後の見え方が少し変わるはずです。

5分まとめ老後のお金は、働く・年金・投資の「三位一体」で備える

この記事の持ち帰りポイント

  • 老後のお金は、貯金だけでなく「働く・年金・投資」の3つでトータルに考える
  • 65歳以降も、ゆるく長く働く。収入と健康の両方に効く
  • 年金は繰下げで70歳1.42倍、75歳1.84倍。「働く+繰下げ」が最強
  • 老後の家計は夫婦合算。お互いの年金を知ることから
  • ほったらかし投資は55歳からでも遅くない。市場に居続けることが大事

本書の結びのキーワードは、「きょうよう」と「きょういく」。お金を増やすのは、元気に”今日の用事”と”今日行くところ”がある老後を送るためです。まずは今日、ねんきん定期便を一枚開くところから始めてみませんか。

📚『これだけ差がつく!老後のお金』を読む・聴く

ファイナンシャル・プランナーで特定社会保険労務士の著者が、「ちょい働き・年金繰下げ・ほったらかし投資」の3つのお金で老後資金をつくる方法を、具体的な数字とともに教えてくれるのが本書です。

「老後資金が足りるか不安」「50代から何をすればいいかわからない」という方の入口にぴったりの一冊です。耳から気軽に学ぶなら、まずはAudibleの無料体験からどうぞ。

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※本記事は、書籍『これだけ差がつく!老後のお金 55歳から15年で2500万円をつくる』(著:首藤由之/ディスカヴァー・トゥエンティワン)をAudibleで聴いた内容を参考に、筆者が自分の言葉で紹介・解説し、個人の感想を加えたものです。
※年金の増額率などは執筆時点の制度にもとづく目安です。制度は改正されることがあるため、最新の情報は日本年金機構などでご確認ください。
※本記事の内容は筆者個人の解釈・体験に基づくものであり、特定の金融商品や金融機関の購入・利用を勧めるものではありません。投資は元本が保証されるものではなく、最終的な判断はご自身の責任でお願いします。必要に応じて、ファイナンシャルプランナーなど専門家にご相談ください。
※アイキャッチ画像はAIで生成したものです。

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