本レビュー / お金・投資
【5分で読める】
「改訂版 お金は寝かせて増やしなさい」レビュー
”貯金だけじゃ増えない”を卒業する、ほったらかしインデックス投資の始め方と続け方
目次
毎月きちんと貯金しているのに、通帳の数字はほとんど増えない。「投資がいいのはわかる。でも何を買えばいいのか、損をしないか不安」——そのまま一歩を踏み出せずにいませんか。
私自身、結婚してすぐに始めた積立預金を20年以上続けてきました。それなのに、投資のことはほとんど知らないまま。知ったのは、コロナ禍になってからです。
そんな私に「難しいことはしなくていい。寝かせておけばいい」と教えてくれたのが、20年以上インデックス投資を続けてきた水瀬ケンイチさんの『改訂版 お金は寝かせて増やしなさい』でした。Audibleで聴いて学んだことを5分でまとめます。
診断今のあなたはどのタイプ?
始めてはみたけど、値下がりのたびに不安になる一喜一憂しないコツと「複利」の考え方を見る → 続け方へ
積立預金はしているけど、増やせている実感がないなみゆめが見直すことを見る → 実践へ
図解インデックス投資は「6つの章」で入口から出口まで
『改訂版 お金は寝かせて増やしなさい』の全体像
選んで、仕組みにして、寝かせる。出口まで決めておく
▶ 始める
知る
手数料が安く、少額から買える
備える・決める
生活防衛資金・リスク許容度
選ぶ
ネット証券・NISA・iDeCo
▶ 続ける・終える
続ける
一喜一憂しない・複利は後半に効く
証明する
著者の20年実践記
終わらせる
定率で、必要な分だけ取り崩す
▼
お金が「寝ている間に」増えていく仕組み
始め方投資初心者は何から始める?インデックス投資の始め方
1章|ど素人でもプロと互角以上に戦える
- 市場全体を少額からまるごと買える。手数料が安いぶん、プロにも負けにくい
- 基本はひたすら積立。始めればやることはほとんどない
2章|始める前に「守り」を決める
- 生活防衛資金は生活費の3〜6ヶ月分、理想は1〜2年分
- リスク許容度(値下がりしても、慌てて売らずに続けられる範囲)がいちばん大事
まず貯めることに自信がない方は、貯められない理由を”自分軸”から掘り下げた話もどうぞ。
3章|金融機関とNISA・iDeCo
- 手数料の安いネット証券で積立をベースに。NISA・iDeCoの長所と短所も知っておく
本書は、「稼ぐ・節約節税・増やす」の3ステップの「増やす」を深掘りした一冊です。
続け方積立投資が続かない…を防ぐ。続け方と終わらせ方
4章|始めるのは簡単、続けるのは難しい
- 損益で一喜一憂しない。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
- 複利の力は後半から効いてくる
- 相場が好調なときこそ、リスク許容度を見直す
複利のイメージ図:前半はゆっくり、後半から大きく伸びる
値動きに振り回されないコツは、感情を外から眺める「メタ認知」にも通じます。
5章・6章|20年の実践記と、終わらせ方
- 何度もの暴落を越えた著者の20年の運用履歴が、そのまま証明に
- 出口では株式を少しずつ減らし、定額ではなく定率で取り崩す
本音なみゆめの本音
私がこれまで投資に踏み込まなかったのは、怖かったからではありません。そもそも投資のことを知らなかった。それが一番の理由でした。
だからこそ、積み立てていた「貯めるお金」をインデックス投資に回していれば、単に「貯める」ではなく「増やす」ことができたのだな、と思いました。複利の力を使えば、その増え方はもっと加速していたはずです。20代、30代のときに知っていたら良かった、というのが正直な気持ちです。
ただ、人生100年時代の今からでも、積立投資は決して遅くないと感じています。そしてもうひとつ強く残ったのが、リスク許容度の話。値動きのたびに気持ちが揺れてしまうのでは本末転倒です。心がブレない金額で続けることが、何より大切なのだと感じました。
実践なみゆめの実践
実践1|すでにやっていること:ひたすら積み立てて、ほったらかす(1章)
本書の「基本はひたすら積立投資」は、これまで続けてきた積立預金がそのままベースになっています。
始めたのは、結婚して1ヶ月後。「この分は積み立てておこう」と、なんとなく金額を決めただけで、当時は深い意味も将来の計画もありませんでした。それでも自動化してしまえば、あとはほったらかし。気づけばこの積立預金は20年以上続いていました。預金の仕組み上、引き出すのに手間がかかるので、車の購入や子どもの学費といった大きな出費のとき以外は、手をつけずにそのままにしていたのです。
一方、少額から始めた積立投資のほうはまだ数年ですが、こちらも手をつけずにほったらかし。評価額もほとんど見ていません。見ていないから、値下がりで一喜一憂しようがない。本書の4章「損益で一喜一憂しない」は、意識して頑張るよりも、見なくて済む仕組みにしてしまうほうが、私には合っていたようです。
振り返れば、あの引き出しにくさが「手をつけない仕組み」になっていました。立派な理由がなくても、仕組みにすれば続くのだと、本書を聴いて気づきました。
実践2|取り入れたいこと:積立の行き先を、手数料の安いネット証券へ(3章)
子どもの学費は積立預金である程度まかなえましたが、投資には踏み込めませんでした。だから今ある積立の仕組みはそのままに、お金の”行き先”の一部を、手数料の安いネット証券での積立投資に広げていく。新しく頑張るのではなく、行き先を変えるだけです。
ちなみに、積立のことは妻も知っています。妻のほうは株主優待に興味があって、一つ持っている程度。かたちは違っても、夫婦で反対はない。それだけで、続けるハードルはぐっと下がります。
実践3|取り入れたいこと:リスク許容度を年に一度確かめる(4章)
投資額は「いくら増やしたいか」ではなく、「下がっても慌てず続けられるか」から考えたいと思います。特に相場が好調で気が大きくなっているときこそ、年に一度確かめ直すつもりです。
感想Audibleで聴いた感想
聴き終えて思ったのは、淡々と愚直に積立を続け、一喜一憂せずに日々の仕事や暮らしに向き合っていけば、自然とお金は増えていくのかな、ということです。
この先の見通しが立ちにくい今の時代。むしろこんな時代だからこそ、自分が取れるリスクを見極めて、日々の生活の中で少しずつ増やしていくことが大切なのだと思います。
いちばん響いたのは、4章の「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉です。5章では、著者が何度も相場の波に翻弄されそうになりながら続けてきた様子が語られていて、その場面がリアルに目に浮かびました。自分で失敗する前に、著者の20年という“歴史”から学べる。それこそが、この本の価値だと思いました。
だからこそ、我が子の成長に合わせて、本書に書かれていることを少しずつ伝えていきたいと考えています。投資はそのあと。まずは「貯める」習慣づけから、始めてみませんか。
向き・不向き個人的に向いている人・向いていない人
| 向いている人 | これから資産の積み立てに取りかかる人、資産形成がうまくいっていない人 |
|---|---|
| 向いていない人 | すでに資産を取り崩すフェーズに入っている人 |
持ち帰り読まなくても、今日からできること
今日、通帳やアプリを開いて、手元の預金が生活費の何ヶ月分にあたるかを数えてみてください。3ヶ月分に届いていなければ、投資より先に「貯める」が優先。届いていれば、「このうちいくらなら、半分に減っても眠れるか」を一度だけ考えてみる。それが、あなたのリスク許容度を知る第一歩になります。
5分まとめ「貯める」を「増やす」に変えるのは、仕組みと続ける心
この記事の持ち帰りポイント
- 手数料の安いインデックス投資なら、ど素人でもプロと互角以上に戦える
- 始める前に、生活防衛資金と「いくらまでなら下がっても平気か」を決めておく
- 手数料の安いネット証券で、積立投資をベースにする
- 損益で一喜一憂しない。複利の力は後半から効いてくる
- 終わらせ方まで決めておく。取り崩しは定額ではなく定率で
特別なセンスも、毎日の値動きのチェックもいらない。必要なのは、お金を寝かせておくことと、それを続ける仕組みと心だけです。
📚『改訂版 お金は寝かせて増やしなさい』を読む・聴く
インデックス投資の入口から出口戦略までを、20年以上実践してきた著者の運用記録とともに学べるのが本書です。新NISAにも対応した改訂版。家事や通勤の合間に聴くなら、まずはAudibleの無料体験からどうぞ。紙やKindleでじっくり読みたい方は、下のリンクからどうぞ。
※本記事は、書籍『改訂版 お金は寝かせて増やしなさい』(著:水瀬ケンイチ/フォレスト出版)をAudibleで聴いた内容を参考に、筆者が自分の言葉で紹介・解説し、個人の感想を加えたものです。
※本記事の内容は筆者個人の解釈・体験に基づくものであり、特定の金融商品や金融機関の購入・利用を勧めるものではありません。投資は元本が保証されるものではなく、最終的な判断はご自身の責任でお願いします。必要に応じて、ファイナンシャルプランナーなど専門家にご相談ください。
※アイキャッチ画像はAIで生成したものです。





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