本レビュー / 自己啓発・人間関係
【5分で読める】
「否定しない習慣」レビュー
”つい否定してしまう”を卒業する、人間関係がラクになる受け止め方と聞き方
目次
相手のためを思って言ったひと言なのに、なぜか相手の表情が曇った。話を聞いているつもりが、気づけば「でもさ」と口をはさんでいた——。「どうして人間関係って、こうもうまくいかないんだろう」と感じたことはありませんか。
その原因は、自分でも気づいていない”否定する態度”かもしれない——そう気づかせてくれた、林健太郎さんの『否定しない習慣』をまとめます。
診断今のあなたはどのタイプ?
言いたいことはあるけれど、角を立てたくない「Yes, Emotion」や合いの手の使い方を見る → 技術へ
何から始めればいいか迷っているなみゆめがこれから取り入れることを見る → 実践へ
図解否定しない自分は「5つの章」でつくる
『否定しない習慣』の全体像
性格を変えるのではなく、気づいて・整えて・言い換えて・習慣にする
気づく
悪意のない否定・無意識の態度
整える
期待しすぎない・ザルで受け流す
言い換える
「Yes, Emotion」・「さすが」
習慣にする
3つのイス・自分を実況中継
聴く
合いの手5フレーズ
▼
安心して話せる関係(心理的安全性)
ここからは、なみゆめが実践とつなげたところだけを紹介します。
心理つい否定してしまうのはなぜ?否定する人の心理とマインド
1章・2章|否定の多くに悪意はない。だから「受け流す」
1章でハッとしたのは、否定のほとんどに悪意はないということ。よかれと思った助言も、相手には否定として届きます。2章では、ネガティブな言葉はザルのように受け流す心構えが紹介されています。
これは「図太くなれる禅思考」の”しなやかな図太さ”と重なります。
技術言い方ひとつで人間関係は変わる。否定しない技術と会話のコツ
3章|「Yes, But」ではなく「Yes, Emotion」
「でも」で返すと、結局は否定に聞こえます。受け止めたら相手の気持ちに寄り添うひと言を。「会話IQ」で学んだ「まず受け止める」と同じ話でした。
4章|3つのイスで、相手の視点に座り直す
相手のイス→
第三者のイス→
自分のイス
自分を第三者目線で「実況中継」する方法は、「感情に振り回されないレッスン」の「メタ認知」に通じます。
5章|話を広げる「合いの手5フレーズ」
- そうなんですね
- もう少し詳しく
- 他には?
- というと?
- だとしたら?
否定してしまっても、自分から修復のひと言をかける「リカバリーアテンプト」で立て直せる——この締めくくりにほっとしました。
本音なみゆめの本音
言葉では「否定していない」という意思を示したつもりでも、相手がそれをどう受け取るかを左右するのは「態度」なのだと思います。そして、ここにこそ「否定しない技術」の本当の意味があると感じました。
態度は無意識に出てしまうものです。だからこそ、自分を第三者の目で見て、否定する態度をとっていないかを振り返るという視点は、これまで経験したことのないものでした。しかも、それが「習慣」によって身につけられるとは考えてもいませんでした。
本書を通じて、改めて自分の行動を振り返るきっかけになりました。特別なことではなく、身近で普段の何気ない態度に気を配る。そこが、否定しない自分へのスタートなのかもしれません。
実践なみゆめの実践
実践1|これから取り入れたい4つの習慣
- ザルのように受け流す(2章):ネガティブな言葉を全部取り込まず、受け流す技術を身につける
- 「Yes, Emotion」(3章):「Yes, But」で返すのをやめ、まず相手の気持ちを受け止める
- 3つのイス(4章):自分だけでなく、相手や第三者の立場に立って俯瞰的に見る
- 合いの手5フレーズ(5章):「そうなんですね」「もう少し詳しく」で、相手の話を広げる
実践2|「解決策を返すクセ」を「まず受け止める」に置き換え中
以前「会話IQ」のレビューでも書きましたが、私には、家族がただ雑談したいだけなのに「それならこうした方がいいんじゃない?」と解決策を返してしまうクセがあります。職場での対応を、そのまま家に持ち込んでしまっているのです。
あの記事を書いた頃は「まだ足りていない」と反省していましたが、そこから会話IQで学んだ「忍耐力」を実践し、今は家族の話を聞いたら、答えを返す前にまず「へえ、そうなんだ!」と感情をこめて受け止めるようにしています。解決策は、相手から求められたときにだけ出す。この順番を意識するようになりました。
本書を聴いて改めて気づいたのは、あの「よかれと思った解決策」も、相手にとっては悪意のない否定になっていたのかもしれない、ということです。会話IQで始めた「まず受け止める」は、本書の言う「Yes, Emotion」そのものでした。これからは受け止めたあとに「もう少し詳しく聞かせて」と合いの手を添えて、相手の話をもう一歩広げてみたいと思います。
実践3|「自分のイス」だけで振り返らない
これまでも日記などで自分を振り返ることはしてきましたが、考えてみればそれは「自分のイス」に座ったままの振り返りでした。これからは、相手のイス、第三者のイスにも座り直して、「あのとき相手からは、私の態度がどう見えていたか」まで考えてみたいと思います。
感想Audibleで聴いた感想
聴きながら思ったのは、否定する人は、相手に過剰なまでの期待をしているのだろうということです。悪意がないからこそ、なおさら止まらないのかもしれません。
でも、否定するということは、相手を変えようとしていることの裏返しのようにも思えました。裏を返せば、相手を変えて、自分は変わらない。これって少し都合が良すぎますよね。これでは相手が離れていってしまっても不思議ではないな、と感じました。
自分が言葉や態度で意思を示したとき、発信する側・受け取る側、それぞれの立場を交互に行き来する。そうすることで、どちらの立場からも物事を捉えられるようになっていく——この技術を身につけることが、否定しない習慣の習得につながるのだと思います。まずは身近な相手に、「自分はどう見えているか」を聞いてみてはいかがですか。
向き・不向き個人的に向いている人・向いていない人
| 向いている人 | 感情のおもむくままに行動している人、近寄りがたい雰囲気を作ってしまっている人 |
|---|---|
| 向いていない人 | いつも笑っている人 |
持ち帰り読まなくても、今日からできること
次に誰かの話を聞くとき、口から出かかった「でも」を一度だけ飲み込んで、「そうなんですね」から返してみてください。それだけで、相手の話し方が少し変わるのに気づくはずです。
5分まとめ否定をやめると、人間関係はラクになる
この記事の持ち帰りポイント
- 否定のほとんどに悪意はない。だからこそ、言葉より「無意識の態度」に気を配る
- ネガティブな言葉は、ザルのように受け流す
- 「Yes, But」ではなく「Yes, Emotion」。合いの手5フレーズで話を広げる
- 3つのイスと実況中継で、相手や第三者の目線から自分を見る
- 否定してしまっても、リカバリーアテンプトで関係は立て直せる
まずは身近な人との何気ない会話から、始めてみませんか。
📚『否定しない習慣』を読む・聴く
企業のリーダーたちを指導してきたエグゼクティブ・コーチの著者が、「否定しない」コミュニケーションを心理・マインド・技術・習慣・会話の5つの面から具体的に教えてくれるのが本書です。耳から気軽に学ぶなら、まずはAudibleの無料体験からどうぞ。
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※本記事は、書籍『否定しない習慣』(著:林健太郎/フォレスト出版)をAudibleで聴いた内容を参考に、筆者が自分の言葉で紹介・解説し、個人の感想を加えたものです。
※本記事の内容は筆者個人の解釈・体験に基づくものです。
※アイキャッチ画像はAIで生成したものです。





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