【5分で読める】「家族全員自分で動く チーム家事」レビュー|”言わなきゃ動いてくれない”を卒業する家事のチーム化術

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5分の本棚 | 正直レビュー

「家族全員自分で動く チーム家事」を、
“言われなきゃ動けない”夫がAudibleで聴いてみた

家事が「必修科目」の妻と「選択科目」の夫——このズレを埋めるのは、根性でも罰でもなく「仕組み」でした。

なみゆめ
なみゆめ(アラフィフ・3人の子育て中)
夫婦の家事分担と対話の実体験をもとにお届けします

「言われなきゃ、やってくれないの?」——妻にそう言われて、返す言葉がなかったことがあります。自分では”やっているつもり”でも、相手からすれば”言われてから渋々動くだけの人”。そんなすれ違いを、夫婦・家族という「チーム」に作り変えていく方法を教えてくれたのが本書です。実際に取り入れた習慣と、耳から聴いて刺さったポイントを、正直にレポートします。

1限家事分担のスタイルは4つ——うちはどのタイプ?

本書は、家事・育児がどうしても妻の”ワンオペ”になりがちな現状を、夫婦・家族という「チーム」に作り変えていくための本です。時短テクニックや便利グッズを紹介する本ではありません。まず本書は、家庭ごとの家事の回し方を4つのスタイルに分類しています。

スタイル 1 | 主婦型

妻主導、約束制でストレスを避ける

妻から指示するほうがやりやすいタイプ。お互いストレスを感じないよう、いつ家事をするかを事前に約束しておくのがポイントです。

スタイル 2 | 担当型

責任範囲を明確化。「いつやるの?」は禁句

誰が何を担当するかをはっきり決めるタイプ。範囲があいまいなまま「いつやるの?」と催促するのは、このスタイルでは禁句です。

スタイル 3 | ハイブリッド型

主婦型がベース、家族は補助役

中級者以上向けのスタイル。ベースは主婦型に置きつつ、家族がそれぞれ補助的に動いていく形です。

スタイル 4 | 自立型

気づいた人が動く。ただし”チキンレース”に注意

価値観が近い夫婦同士だとやりやすいタイプ。一方で、気づいた人ばかりが動いてしまう”チキンレース”に陥ることもあります。

家事分担スタイル診断(4タイプ):主婦型・担当型・ハイブリッド型・自立型の2×2マトリクス図
家事分担、うちはどのタイプ?
なみゆめの受け取り方
わが家は自立型に近く、お互い「気づいたほうがやる」スタイルでうまく回ってきました。ただ本書で「これは”チキンレース”になりやすい型」と名前がついたことで、自分たちの立ち位置を客観的に見られるようになりました。

2限夫婦の家事分担がうまくいかない4つの溝

すれ違いの正体として、本書は次の4つの溝を挙げています。

溝 1 | 家族間の溝

共通のビジョンを持っているか

夫婦・家族として、どんな家庭にしたいかという未来像を共有できているかどうか。ここがズレていると、他の溝も埋まりにくくなります。

溝 2 | 情報とスキルの溝

慣れと知識習得でスキルアップできているか

家事の情報や手順をどれだけ知っているか、そしてそれを更新し続けられているかの差です。

溝 3 | 時間の優先順位の溝

夫でも”やる人・やらない人”がいる

多くは単に”やり方がわからない”だけということも多く、優先順位そのものよりも、まず知らないことが壁になっているケースがあります。

溝 4 | 夫婦対話の溝

相手を変えようとせず、自分を変える

家事分担のもめごとは、結局この対話の姿勢に行き着きます。相手を変える前に、まず自分の受け止め方を変える視点です。

なみゆめの受け取り方
正直、一番グサッときたのは「情報とスキルの溝」でした。妻が持っている情報を自分が知らないだけなのに、それを”やる気の差”だと思い込んでいた場面がいくつも思い当たりました。「夫婦対話の溝」にある”相手を変えず、自分を変える”というスタンスも、以前レビューした「感情に振り回されないレッスン」の”自分軸”の話とつながっていると感じました。

なみゆめの本音家事が「必修科目」の妻と「選択科目」の夫

的を射ていた一言

本書の中で一番刺さったのは、家事が「必修科目」の妻と「選択科目」の夫、という表現でした。妻にこの話をしたら、「あなたもまさにそうだよ」と即答されました。

!思い切って作った、二人だけの時間

この本を聴いて思い出したのが、二人目の子どもが生まれる前のことです。一人目を寝かしつけたあと、妻の親に少し時間を作ってもらい、夫婦二人でランチに出かけたことがありました。それまで妻はほぼワンオペで一人目を見ていたので、子どもから離れる時間そのものが久しぶりでした。行動としては、思い切って子どもを預け、二人だけの時間を作っただけです。でも良かった面は想像以上で、妻が「子どもから離れる時間の貴重さ、新鮮さを実感できた」と話してくれたこと、そして久しぶりにゆっくり今後のことを話せたことでした。一方で正直なところ、こういう時間は「よし作ろう」と決めない限り、日々の忙しさに流されてなかなか作れません。

分担の前に、対話の時間を

そこから見えてきた提案は、家事の分担そのものより先に、まず夫婦で話す時間を意図的に確保することの価値でした。情報とスキルの格差を埋めるにも、結局は対話が土台になる——このあたりの”伝え方”や”聴き方”の技術については、以前レビューした「会話IQ」にも通じるものがあると感じました。

3限子どもの”お手伝い”を家事の”自分事”に変える

本書の後半では、子どもも”お手伝い”係ではなくチームの一員として位置づけます。家事を通じて想像力や自制心などの非認知能力が育ち、権限を委譲することで「お手伝い」という他人事が「家事」という自分事に変わっていく、という考え方です。

実践中なみゆめの実践

たくさんの実践例が出てきますが、要約するより「私の生活に実際に重なったもの」に絞ってお話しします。ここが等身大のレビューの本音です。

実践 1 | すでにやっていること

パラレル家事と「ありがとう」

お互いできること・できないことを一任し、干渉しないパラレル家事を続けています。加えて、やってもらうことを当然と思わず「ありがとう」を声に出す。子どもの前でそれをしていたら、いつの間にか子どもも「ありがとう」を口にするようになりました。

実践 2 | 新しく意識したいこと

家事のスケジュールを見える化する

正直、今は「思い立ったときに」週家事や月家事をやっているだけです。本書を聴いて、日家事・週家事・月家事をスケジュールとして可視化したほうがいいと素直に思いました。

実践 3 | あったら良かったこと

ファミリーアカウントという仕組み

夫婦どちらからも共有できて、後から子どものアカウントとしても使えるファミリーアカウント。現代ならではの仕組みだなと、聴いていて素直に感じました。

なみゆめの受け取り方
以前レビューした「人生が整う 家事の習慣」は個人の”仕組み化”でしたが、今回はその一歩先、家族というチーム全体の”仕組み化”でした。両者は地続きだと気づかされます。

向き・不向き向いている人・向いていない人

正直なところ、この本には向き・不向きがあると感じました。

◎ 向いている人

  • 家事について面倒さや不満を多く抱えている人
  • 何から手をつけたらいいか、どう動いたらいいかわからない人
  • 特に、家事が”選択科目”になりがちな夫

△ 向いていない人

  • 夫婦・家族ともに、すでに行動指針が定まっている家庭

ひとつの持ち帰り読まなくても、今日からできること

もしこの本を読む時間がなくても、これだけは今日から試してほしい——というものを、ひとつだけ挙げます。

📝 たったひとつの小さな習慣

本書は「続かないのは意志の弱さではなく、対話の不足かもしれない」と教えてくれます。だから、まずはこれだけ。

分担表を作る前に、洗い物をしながらでもいいので「ありがとう」を一回言ってみる。

あなたの家庭の夫婦間・家族間で、思い当たることはありませんか。この一言が、対話の出発点になります。

まとめ5分まとめ

この記事の持ち帰りポイント

  • チーム家事には主婦型・担当型・ハイブリッド型・自立型の4スタイルがあり、まず自分たちの型を知ることから始まる
  • すれ違いの正体は、家族間・情報とスキル・時間の優先順位・夫婦対話という4つの溝
  • 家事が「必修科目」の妻と「選択科目」の夫——この温度差の自覚が、対話の出発点になる
  • 分担のルールより先に、夫婦で話す時間そのものを意図的に確保する価値がある
  • 子どもも”お手伝い”係ではなく、権限委譲によってチームの一員になれる

私はこの本を家事の合間にAudibleで”ながら聴き”しました。耳から聴くならAudibleの無料体験が手軽です。

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※本記事は、書籍『家族全員自分で動く チーム家事』をAudibleで聴いた内容を参考に、なみゆめが自分の言葉でレビュー・感想を加えたものです。
※本記事の内容は筆者個人の解釈・体験に基づくものです。家庭内の役割分担や夫婦関係に関する判断は、それぞれのご家庭の状況に合わせてご検討ください。
※アイキャッチ画像はAIで生成したものです。

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