5分の本棚 | 正直レビュー
「家族全員自分で動く チーム家事」を、
“言われなきゃ動けない”夫がAudibleで聴いてみた
家事が「必修科目」の妻と「選択科目」の夫——このズレを埋めるのは、根性でも罰でもなく「仕組み」でした。
📖 この記事の目次
1限家事分担のスタイルは4つ——うちはどのタイプ?
本書は、家事・育児がどうしても妻の”ワンオペ”になりがちな現状を、夫婦・家族という「チーム」に作り変えていくための本です。時短テクニックや便利グッズを紹介する本ではありません。まず本書は、家庭ごとの家事の回し方を4つのスタイルに分類しています。
妻主導、約束制でストレスを避ける
妻から指示するほうがやりやすいタイプ。お互いストレスを感じないよう、いつ家事をするかを事前に約束しておくのがポイントです。
責任範囲を明確化。「いつやるの?」は禁句
誰が何を担当するかをはっきり決めるタイプ。範囲があいまいなまま「いつやるの?」と催促するのは、このスタイルでは禁句です。
主婦型がベース、家族は補助役
中級者以上向けのスタイル。ベースは主婦型に置きつつ、家族がそれぞれ補助的に動いていく形です。
気づいた人が動く。ただし”チキンレース”に注意
価値観が近い夫婦同士だとやりやすいタイプ。一方で、気づいた人ばかりが動いてしまう”チキンレース”に陥ることもあります。

わが家は自立型に近く、お互い「気づいたほうがやる」スタイルでうまく回ってきました。ただ本書で「これは”チキンレース”になりやすい型」と名前がついたことで、自分たちの立ち位置を客観的に見られるようになりました。
2限夫婦の家事分担がうまくいかない4つの溝
すれ違いの正体として、本書は次の4つの溝を挙げています。
共通のビジョンを持っているか
夫婦・家族として、どんな家庭にしたいかという未来像を共有できているかどうか。ここがズレていると、他の溝も埋まりにくくなります。
慣れと知識習得でスキルアップできているか
家事の情報や手順をどれだけ知っているか、そしてそれを更新し続けられているかの差です。
夫でも”やる人・やらない人”がいる
多くは単に”やり方がわからない”だけということも多く、優先順位そのものよりも、まず知らないことが壁になっているケースがあります。
相手を変えようとせず、自分を変える
家事分担のもめごとは、結局この対話の姿勢に行き着きます。相手を変える前に、まず自分の受け止め方を変える視点です。
正直、一番グサッときたのは「情報とスキルの溝」でした。妻が持っている情報を自分が知らないだけなのに、それを”やる気の差”だと思い込んでいた場面がいくつも思い当たりました。「夫婦対話の溝」にある”相手を変えず、自分を変える”というスタンスも、以前レビューした「感情に振り回されないレッスン」の”自分軸”の話とつながっていると感じました。
なみゆめの本音家事が「必修科目」の妻と「選択科目」の夫
本書の中で一番刺さったのは、家事が「必修科目」の妻と「選択科目」の夫、という表現でした。妻にこの話をしたら、「あなたもまさにそうだよ」と即答されました。
この本を聴いて思い出したのが、二人目の子どもが生まれる前のことです。一人目を寝かしつけたあと、妻の親に少し時間を作ってもらい、夫婦二人でランチに出かけたことがありました。それまで妻はほぼワンオペで一人目を見ていたので、子どもから離れる時間そのものが久しぶりでした。行動としては、思い切って子どもを預け、二人だけの時間を作っただけです。でも良かった面は想像以上で、妻が「子どもから離れる時間の貴重さ、新鮮さを実感できた」と話してくれたこと、そして久しぶりにゆっくり今後のことを話せたことでした。一方で正直なところ、こういう時間は「よし作ろう」と決めない限り、日々の忙しさに流されてなかなか作れません。
そこから見えてきた提案は、家事の分担そのものより先に、まず夫婦で話す時間を意図的に確保することの価値でした。情報とスキルの格差を埋めるにも、結局は対話が土台になる——このあたりの”伝え方”や”聴き方”の技術については、以前レビューした「会話IQ」にも通じるものがあると感じました。
3限子どもの”お手伝い”を家事の”自分事”に変える
本書の後半では、子どもも”お手伝い”係ではなくチームの一員として位置づけます。家事を通じて想像力や自制心などの非認知能力が育ち、権限を委譲することで「お手伝い」という他人事が「家事」という自分事に変わっていく、という考え方です。
実践中なみゆめの実践
たくさんの実践例が出てきますが、要約するより「私の生活に実際に重なったもの」に絞ってお話しします。ここが等身大のレビューの本音です。
パラレル家事と「ありがとう」
お互いできること・できないことを一任し、干渉しないパラレル家事を続けています。加えて、やってもらうことを当然と思わず「ありがとう」を声に出す。子どもの前でそれをしていたら、いつの間にか子どもも「ありがとう」を口にするようになりました。
家事のスケジュールを見える化する
正直、今は「思い立ったときに」週家事や月家事をやっているだけです。本書を聴いて、日家事・週家事・月家事をスケジュールとして可視化したほうがいいと素直に思いました。
ファミリーアカウントという仕組み
夫婦どちらからも共有できて、後から子どものアカウントとしても使えるファミリーアカウント。現代ならではの仕組みだなと、聴いていて素直に感じました。
向き・不向き向いている人・向いていない人
正直なところ、この本には向き・不向きがあると感じました。
◎ 向いている人
- 家事について面倒さや不満を多く抱えている人
- 何から手をつけたらいいか、どう動いたらいいかわからない人
- 特に、家事が”選択科目”になりがちな夫
△ 向いていない人
- 夫婦・家族ともに、すでに行動指針が定まっている家庭
ひとつの持ち帰り読まなくても、今日からできること
もしこの本を読む時間がなくても、これだけは今日から試してほしい——というものを、ひとつだけ挙げます。
📝 たったひとつの小さな習慣
本書は「続かないのは意志の弱さではなく、対話の不足かもしれない」と教えてくれます。だから、まずはこれだけ。
分担表を作る前に、洗い物をしながらでもいいので「ありがとう」を一回言ってみる。
あなたの家庭の夫婦間・家族間で、思い当たることはありませんか。この一言が、対話の出発点になります。
まとめ5分まとめ
この記事の持ち帰りポイント
- チーム家事には主婦型・担当型・ハイブリッド型・自立型の4スタイルがあり、まず自分たちの型を知ることから始まる
- すれ違いの正体は、家族間・情報とスキル・時間の優先順位・夫婦対話という4つの溝
- 家事が「必修科目」の妻と「選択科目」の夫——この温度差の自覚が、対話の出発点になる
- 分担のルールより先に、夫婦で話す時間そのものを意図的に確保する価値がある
- 子どもも”お手伝い”係ではなく、権限委譲によってチームの一員になれる
私はこの本を家事の合間にAudibleで”ながら聴き”しました。耳から聴くならAudibleの無料体験が手軽です。
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※Audibleは30日間の無料体験があり、期間内に解約すれば料金はかかりません。最新の条件は公式ページでご確認ください。
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※本記事の内容は筆者個人の解釈・体験に基づくものです。家庭内の役割分担や夫婦関係に関する判断は、それぞれのご家庭の状況に合わせてご検討ください。
※アイキャッチ画像はAIで生成したものです。






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