お金が貯まらないのは収入が少ないせい——私はどこかでそう思っていました。もっと稼げるようになれば、自然と貯金は増えるはずだ、と。
今回Audibleで聴いた「お金が貯まる人が捨てた37のこと」は、その前提そのものを見直させてくれる一冊でした。お金を貯めるために必要なのは「もっと稼ぐこと」ではなく、今の生活から何を”捨てる”か。ここに、これまで見過ごしていた視点がありました。
どんな本?
本書のベースにあるのは「得るは捨つるなり」という考え方。お金持ちになるためには、まず生活の中の”当たり前”を疑い、不要なものを手放すことから始まる、という前提から始まります。
内容は「お金の管理術」「ライフスタイル」「仕事」「人間関係」「口癖」という5つの章に分けて、それぞれ捨てるべき習慣が具体的に語られていく構成。1つひとつの項目が短くまとまっているので、家事や作業をしながらでも耳にスッと入ってきます。
- お金持ちは収入が高いという発想をやめる
- ATMを頻繁に使わない
- 投資:消費:浪費=2:7:1のバランス
- 安いだけのバーゲンを捨てる
- 夜型生活→一日のストレス発散が原因、夜は誘惑が多い
- ダラダラ時間→運動する人は現在ではなく未来を見ている
- 冷蔵庫・クローゼットの中身→人に見せられるか
- ビジネス書→ノウハウコレクターより一つ実践する
- 才能がないという言い訳→やり続けられるかどうか
- Noと断りきれない自分、謙りすぎ
- メンター→心酔しすぎないこと
- 100%勝つ交渉より、相手にも有利な持続可能な関係
- 3D(でも・だって・どうせ)→言い訳となる言葉
- いつかやろう→時間に対する感覚のゆるみ
- 絶対大丈夫→世の中に絶対はない、自分の頭で考える
聴いて、正直に感じたこと
なみゆめの感想(アラフィフ・3児の親)
この本を聴いて心に残ったキーワードを一つ選ぶなら、「特別大きな決断ではなく、小さな行動の一つ一つの積み重ね」。著者が借金を返すために行ったのも、まさにこの積み重ねだったといいます。
お金を貯めるには、まず「本当に買う必要があるか」を見直すこと。これは家計の一部分の話ではなく、生活全般に関わる話なのだと、聴きながら実感しました。
特に意識して実行しているのが、2章の「夜型生活をやめる」です。 夜は21時ごろに就寝し、朝4時に起きて家事とAudibleを聴く時間にあてる習慣にしています。限られた朝の時間だからこそ集中して取り組めますし、前日の疲れを取った状態からスタートできるので、効率よく物事を進められている実感があります。本書が指摘する通り、夜型生活は一日のストレス発散が目的になりがちで誘惑も多いもの——それなら、そもそも夜型にならない仕組みを作ってしまうのが一番だと感じています。
そのほかにできていること: 安いだけのバーゲンに飛びつかないこと。これも、本書を聴く前から意識できていたことでした。
逆に、いちばん気をつけたいのはノウハウコレクター化です。 今もAudibleでいろいろな本を聴いているところですが、聴いて終わりにせず、そこから何か一つでも実行に移すこと——ここがまだ足りていないな、と反省しました。
アラフィフの自分の場合、積立貯金である程度資産を貯めることはできました。ただ、それと合わせて投資(自己投資や積立投資)の比率をもっと増やしておけば、今もう少し余裕を持てる生活を送れていたかもしれない、とも感じています。投資:消費:浪費のバランスにゼロがあると、どこかでしわ寄せがくる。消費は当然するにしても、投資も浪費もしなければ、自分自身が壊れてしまう——そんな気づきを得られた一冊でした。
特に賛同したのは、メンターに心酔しすぎないこと、そして著者の言うことも100%鵜呑みにせず自分で考える、という姿勢です。 これは4章・5章にも通じる話です。これまでの記事でも繰り返し書いてきましたが、大切なのは結局「自分軸」——自分がどうありたいか、だと思っています。100人いれば、100通りの考え方があっていいはずです。
本書に書かれていることも例外ではなく、まずは「自分はどうありたいか」を考えることこそが、この本から得た学びを実践するスタート地点になる。そう思えたことが、今回いちばんの収穫でした。メンターの意見ばかりを聞くのではなく、自分で何をするかを大切にしていきたいと改めて思いましたし、あわせて、自分のことだけでなく相手のことも考えた行動が必要だとも感じています。
この本が向く人・向かない人
- お金が貯まっていないと感じる人
- 一つ一つの身近な行動を見直したい人
- 収入を増やすことばかり考えていた人
- 投資・消費・浪費のバランスを整えたい人
- すでにお金に余裕がある人
- ——ただし、生活習慣を見つめ直す意味で一度は触れておいて損はない内容です
節約テクニック集というより、「生活の中の当たり前」を一つずつ問い直させてくれる本です。お金を貯めるカギは、特別な副業やハイリターンな投資ではなく、日々の小さな”捨てる”習慣の中にありました。
- お金持ち=収入が高い、という発想をまず手放す
- 投資:消費:浪費=2:7:1のバランスが一つの目安
- 捨てるべきは生活習慣・仕事への向き合い方・人間関係・口癖と幅広い
- 特別な行動ではなく、小さな積み重ねがお金を貯める力になる
- 「絶対はない」——本書の内容も鵜呑みにせず、自分の意志で必要なことを実践する
まず一つだけ試すなら、今日の買い物の前に
「これは本当に必要か」と自分に問いかけることから始めてみませんか。
※本記事の内容は筆者個人の解釈・体験に基づくものです。内容の正確性については原著をご確認ください。
※アイキャッチ画像はAIで生成したものです。





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