【5分で読める】 「疲れない心をつくる休息の作法」レビュー

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本レビュー / 禅・自己啓発

【5分で読める】
「疲れない心をつくる休息の作法」レビュー

“何もしない時間”の価値に気づいて、休み方が変わった話

著:枡野俊明(三笠書房) / 聴いた媒体:Audible / 読了目安:約5分

しっかり寝たはずなのに、朝から体が重い。休日を過ごしても、なぜか疲れが抜けない——そんな経験はありませんか。私はずっと「休む=ただ何もしないこと」だと思い込んでいました。でもこの本を聴いて、その思い込みが少しほどけたのです。著者は禅僧・枡野俊明さん。『図太くなれる禅思考』『人生を好転させる掃除道』と同じ方で、今回も終始「心の休ませ方」が語られます。私は家事の合間にAudibleで聴きました。

朝の光が差し込む静かな和室と、湯気の立つ一杯の緑茶

① 「前もって休む」——疲れを感じる前が勝負

この本を聴いて最初にドキッとしたのが、この考え方でした。ふつうは「疲れたら休む」ものですが、著者がすすめるのは、疲れる前にあらかじめ休んでおく“先手”の休養。日本人は自分が思う以上に疲れている、と言います。

疲れは「取り返す」より「ためない」

「まだ大丈夫」と走り続け、ある日ぷつんと切れてしまう——。だから休息は“取り返す”のではなく、前もって予定に組み込むもの。夜は心配事を持ち込まず、さっさと寝るのも立派な作法だそうです。

💭 なみゆめの受け取り方

「休むこと=サボり」という罪悪感が、私にはずっとありました。でも“疲れる前に休むのが正解”だと分かると、その罪悪感がふっと軽くなります。頑張り屋の人ほど、この最初の一歩が効くと思います。

② 「中道」——やりすぎ・やらなさすぎをやめる

禅の言葉に「中道(ちゅうどう)」があります。やりすぎもやらなさすぎもしない、“ほどほど”を選ぶ考え方です。「勝ち組・負け組」と二極で語られがちな今、本当の暮らしはその真ん中の“曖昧さ”にある、と。

結果は「出すもの」ではなく「ついてくるもの」

完璧主義や自責思考を手放し、比べるなら“過去の自分”と。淡々と積み重ねれば結果は後からついてくる——白か黒かで自分を追い込まないことが、疲れをためない心をつくると語られます。

💭 なみゆめの受け取り方

「どうせ自分なんて」と自分を責める癖は、心にじわじわ疲れをためます。私も頑張りすぎて燃え尽きるタイプなので、“ほどほどを許していい”という中道の考え方には救われました。結果を焦らず、毎日の積み重ねに目を向けようと思えます。

③ 「何もしない時間」と「一服のお茶」

オランダの「ニクセン(何もしないこと)」のように、疲れにくい人ほど「何もしない時間」を大切にしているそうです。予定を詰めず、あえて“余白”をつくる。これも立派な休息の作法です。

現代人はスマホを「使いすぎ」を超えて「使われすぎ」——半分に減らすくらいがちょうどいい、という指摘は耳が痛いところでした。

且坐喫茶(しゃざきっさ)——お茶を一杯、心を一息

「且坐喫茶」とは「まあ座って、お茶でも一杯どうぞ」という禅の言葉。一杯を丁寧に味わう時間が、心をふっと落ち着かせてくれる、と説きます。

💭 なみゆめの受け取り方

言われてみれば、毎朝の緑茶が私にとっての「且坐喫茶」だったのかもしれません。特別なことだと思っていなかった時間が、実は自分を休ませてくれていた——そう気づけたのが、この本のいちばんの収穫でした(具体的な習慣は後ほど紹介します)。

なみゆめが感じたこと・自分の変化

なみゆめ

なみゆめ|アラフィフ・3人の子の親|毎朝の読書習慣

正直に書くと、最初は「休むことに作法なんてあるのかな」と思っていました。「休む=仕事をしていないこと」で、あとは個々人が好きにすればいい——そのくらいに考えていたのです。

でも聴いていくうちに、「自分にとっての休息」は人それぞれ違うのだと理解できました。誰かの正解が、自分の正解とは限らない。“自分軸”で休み方を選んでいいのだと気づけたことが、私にとって大きな変化でした。

大事なのは、行動と休息のバランス——つまり「中道」です。勝ち組・負け組と二極で切り取られがちな時代に、この“曖昧さ”を持ち続けることが、疲れにくい心をつくるのだと感じました。そして「結果は後からついてくる」と考えると、一日一日の積み重ねを大切にしようと素直に思えます。

もうひとつ、正直に打ち明けると、私は日本人にありがちな「謙虚さの美徳」で走り続けてしまうところがあります。でも、それだけだといつか自分がパンクしてしまう。だからこそ、自分軸を持って“自分に合う休み方”を選ぶ必要があるのだと、この本に背中を押された気がしています。今まさに「休んでも疲れが取れない」と感じている方に、一歩先を歩いた者として、まずは肩の力を抜くことからお伝えしたい一冊でした。

なみゆめの実践(続けていること/新しく始めたこと)

なみゆめ

🟡 なみゆめの実践

✓ 続けている土台

  • 毎朝の熱い緑茶。自分でお湯を沸かし、一杯を丁寧に味わう——これが私にとっての「且坐喫茶」。忙しい朝の、ささやかな贅沢なひとときです。

🌱 この本を聴いて、新しく意識したこと

  • 「前もって休む」——疲れを感じてからではなく、疲れる前に休む予定をあえて入れる。
  • スマホから少し離れる。「使われすぎ」をやめて、頭が静かになる時間をつくる。
  • 自然の中の「何もしない時間」を意識的に。以前、子どもと釣りに行っていた頃、目の前いっぱいに広がる海を眺めていた時間や、川辺でせせらぎの音を聞きながら待っていた時間に、心が洗われる感覚がありました。あれこそが本書のいう休息だったと、今になって思います。

木のテーブルに置かれた、湯気の立つ一杯の緑茶

私が毎朝飲んでいるのは、手軽なティーバッグの緑茶です。特別なものではありませんが、一杯を丁寧に淹れて味わうだけで、その日の心持ちが少し整う気がしています。


🍵

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この本が向いている人・向いていない人

◎ 向いている人

  • ・休んでも疲れが取れない人
  • ・頑張りすぎて、休むことに罪悪感を感じてしまう人
  • ・つい完璧を目指してしまう人
  • ・スマホを見すぎて頭が休まらないと感じている人

△ 向いていないかも

  • ・すでに意識的に休日を取り、しっかり回復できている人
  • ・具体的なノウハウや数値・データを求める人

📝 5分まとめ|この記事の持ち帰りポイント

  • 疲れは「感じてから」ではなく「感じる前」に防ぐ。休むことに罪悪感はいらない
  • やりすぎ・やらなさすぎをやめて「ほどほど(中道)」を選ぶ
  • 結果は「出すもの」ではなく「ついてくるもの」。毎日の積み重ねを大切に
  • 「何もしない時間」と「一服のお茶」が、疲れた心を整えてくれる
  • 休息の形は人それぞれ。“自分軸”で、自分に合う休み方を見つける

全部を一度に変える必要はありません。まずは一つ——朝の一杯のお茶でも、夜、スマホを置いてぼんやりする時間でも。頑張る自分をいたわりながら、自分に合う休み方を一緒に見つけていけたら嬉しいです。

🍃 読んでくださったあなたへ

頑張り屋のあなたへ。「休むのが下手」なのは、これまで一生懸命やってきた証拠です。まずは今日、お茶を一杯ぶんだけ、自分に休みを許してみませんか。それだけで、明日の心は少し軽くなるはずです。

📚『疲れない心をつくる休息の作法』を読む・聴く

私はこの本も、家事の合間にAudibleで聴きました。手が塞がっていても耳は空いている——家事をしながら一冊を聴き終えられるのが気に入っています。耳から聴くならAudibleの無料体験が手軽です。紙やKindleでじっくり読みたい方は、下のリンクからどうぞ。

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※本記事は、書籍『疲れない心をつくる休息の作法』(著:枡野俊明/三笠書房)をAudibleで聴いた内容を参考に、筆者が自分の言葉で紹介・解説し、個人の感想を加えたものです。
※本記事の内容は筆者個人の解釈・体験に基づくものです。感じ方には個人差があります。
※アイキャッチ画像はAIで生成したものです。

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